NC旋盤×ミル加工で、スピードも精度も次のステージへ

導入の背景 ― 生産増への即応
今回新たに導入したのは、DMG森精機製 複合旋盤「NLX2500SY」。
このマシンは、ある取引先様の生産増に対応するための専用機で、貸与物件として導入しました。
貸与期間終了後は、そのまま当社の正式設備として稼働予定。
つまり、今回の導入は今すぐの生産力強化と将来の設備資産化を同時に叶える戦略的ステップです。
1台で加工完結!リードタイム短縮を実現
これまで該当製品の加工は、NC旋盤2台を使った工程で対応していました。
しかし「NLX2500SY」なら、旋盤加工からミル加工までを1台で完結!
- 工程移動が不要
- 段取り時間の大幅削減
- 加工精度の一貫性向上
結果、リードタイムの短縮と生産効率の向上を同時に実現しました。
工程が一本化されたことで、スケジュールの組みやすさも段違いです。
精密切削 × 複合加工の強み
「NLX2500SY」は、旋盤加工の高い精度と、複合加工機としてのミル加工機能を兼ね備えています。
これにより、マシニングセンターを通さずに一部の加工を完結できるため、工程短縮とコスト削減の両立が可能に。
- 高剛性構造による安定した切削性
- 微細形状や難削材にも対応
- 複合加工で後工程の負担を軽減

将来は「無人化ライン」も視野に
この「NLX2500SY」には、自動ロボットによる無人加工機能も付属しています。
現時点では、ロボット稼働に必要な初期設定や周辺設備調整に多大な費用がかかるため使用していませんが、将来的には無人稼働による生産体制も視野に入れています。
今後の受注量や設備計画次第では、24時間生産も夢ではないですね
最後に
新たな仲間「NLX2500SY」は、当社のものづくり現場にスピードと柔軟性、そして将来性をもたらしました。
これからも私たちは、お客様の期待に応えるために設備と技術の両面から進化を続けます。
次の挑戦に、ぜひご期待ください!